2016年も残すところ後わずかとなりました。シャロームの一年間の活動を締めくくる「2016ひまわり感謝祭&共に生きる仲間たちのコンサート」も12月10日(土)盛会のうちに終了することができました。多くのみなさんのご支援・ご協力に感謝いたします。

 当日の様子を順を追って紹介し報告させていただきます。

9:00~

 ボランティアさんと準備開始

 十日九時、AOZの開場とともに入口で待っていたボランティアや参加団体のメンバーが受付に殺到、十時からの開始に向けて活動開始です。一般受付と学生ボランティアに分かれ手際よく受付を終了すると代表からの挨拶、全体の説明、それぞれの担当責任者からのレクチャーを受け持ち場についていきました。

10:00~感謝祭スタート

 十時までに展示等も無事完了、本番です。

 展示販売コーナーは会場の中心にある交流広場とこれに隣接する大活動室1に置かれ、県内外から参加した市民活動団体、NPOの活動紹介、授産施設の展示即売などが行われました。 

 ふくしま飛行協会の航空イベントの映像、大玉村と友好都市となったマチュピチュの写真展、星の村天文台の隕石、会場いっぱいに漂うルワンダコーヒーの香り、初搾りのひまわり油「みんなの手」と焼きたてパン、奈良から「たんぽぽの家」の参加、等々話題がいっぱいのコーナーとなりました。「ひまわりプロジェ

クト」参加団体の活動紹介展示は、九州から北海道まで日本全国からの報告で溢れました。

10:00~12:00

地域間交流フォーラム

 十時からは、多目的ホール内では午後から開始されるコンサートに向けてのリハーサル。小活動室1・2では「ひまわりプロジェクト地域間交流フォーラム福島から繋ぐ人権PartⅡ」が始まりました。 

 基調講演の講師には、NPO法人抱撲理事長でホームレス支援全国ネットワーク共同代表を務める奥田知志氏をお招きしました。「『助けて』と言える社会へ」というテーマで講演され、「経済的困窮と社会的孤立が、不安定社会を出現させ、貧困の世代間の連鎖は貧困のスパイラルに陥らせる。自分はこの世の中、社会にとってなくてはならない存在だという自己有用感が社会的孤立から救い出す。このためには『助けて』と言える社会にならなければならない。」と訴えました。

 講演の後は会場のみなさんとともに座談会の開始です。座談会のゲストには、宮城県の山元町で「NPO法人ポラリス」代表の田口ひろみさんをお招きしました。山元町は海に面する福島県と隣接する町で、津波で大きな被害を受けた所です。震災の中から障がい者施設を立ち上げ孤軍奮闘されていた立場からの話は、奥田先生との話に繋がり、会場全体が「いのち」の重みを真剣に考える場となりました。

◆13:00~

 仲間たちのコンサート

 十三時からは、「第二十回共に生きる仲間たちのコンサート」の開演です。

 第一部はゲストコンサート。今年は、ひまわり応援団として京都、笠岡を訪問した「パーカッションユナイツ」と京都で活躍するシンガーソングライターの阿部ひろ江さんに参加していただきました。パーカッションユナイツは、北海道の「なおこバンド」メンバーのジェラルドさんがアフリカの仲間と組んだアフリカ太鼓のチームです。ジャンべの軽快な太鼓の響きに会場はお祭り気分に包まれコンサートは盛り上がっていきます。その後フォーク調の阿部さんの歌声が響き一部が終了しました。

 第二部は仲間たちのコンサート。手話コーラスから始まり福島学院大学のYOSAKOIクラブの演舞で盛り上がりが絶好調となる中で二十年目の節目のコンサ

ートは幕を閉じました。

◇大活動室2

 飯舘村の今を考える

 大活動室2では、「飯館村の今を考える」というコーナーが設けられました。シャロームが震災後続けてきた飯館村のみなさんへのパソコン教室参加者が「いいたてパソコンクラブ」を立ち上げ、来年四月以降の帰村を前に「インターネット放送局」の開局を目指すこととなりました。

 会場と飯館村を繋ぐユーチューブによるインターネット生中継、飯館村六十年記念DVDの上映、県外支援団体からのメッセージなどがネット配信され、帰村後の飯館村のネットコミュニティとしての第一歩を歩み始める記念すべき日となりました。会場の周囲には飯館村の過去と現在を映した写真展が行われ感慨深

いものがありました。

◇大活動室3

 災害支援センターの紹介

 大活動室3では、シャロームの災害支援センターの活動紹介と保養プログラム交流会が行われました。子どもひまわり大使、保養プログラムに参加した子どもたちが集まりました。さらに本事業への協力者の皆さんも会場にお呼びしての再会プログラムが行わました。ひまわり応援団を務めたパーカッションユナイツ

も参加して和やかな雰囲気の中での交流会となりました。会場内には、福島市内の公園の放射線測定結果の展示やカラーセラピー教室も行われました。

 AOZの広い会場いっぱいに多彩なイベントが繰り広げられ2000名もの参加者を得ることができました。全国から多くの方々の参加を得て多くの交流を深めることができました。これは来年に向けての新たな活動の始まりでもあります。

 このイベントが多くの人々に支えられ、多くの企業の方々に支援していただいたことに感謝しつつ「2016ひまわり感謝祭&共に生きる仲間たちのコンサート」終了報告とさせていただきます。ありがとうございました。

(代表 大竹静子)